小児歯科

フッ素は歯の表面に取り込まれることで、歯質を強くし、むし歯になりにくい歯をつくります。
また、むし歯の原因となる細菌の酸の産生を抑える働きもあります。
さらに、初期のむし歯であれば、フッ素によって自然に再石灰化し、治ることもあります。
効果をしっかり維持するために、3ヶ月に1回程度の頻度で定期的なフッ素塗布をおすすめします。
※フッ素塗布に痛みはありませんのでご安心ください。

シーラントは、奥歯の深い溝にプラスチック樹脂を流し込み、汚れや細菌が溜まりにくくするむし歯予防の処置です。
奥歯の溝は、歯ブラシが届きにくく、むし歯になりやすい傾向があります。
特に生えたばかりの永久歯は高さが不揃いで磨き残しが起きやすい部分です。
シーラントであらかじめ溝をカバーしておくことで、むし歯を予防する効果が高まります。
お子さんの大切な歯を守るための効果的な処置ですので受けてみてください。
※シーラント処置に痛みはありませんのでご安心ください。

健康な歯を維持するためには、毎日の歯磨きが何より大切です。
当院では、お子さんの年齢や成長段階に合わせた歯ブラシ・フロスの選び方をお伝えし、磨き残しがある部分を一緒に確認しながら、正しい磨き方を指導しています。
また、お子さんだけでなく、お母さん・お父さん方にも「仕上げ磨き」をお願いしています。
永久歯が生え揃う12歳頃までは、仕上げ磨きを続けてあげることをおすすめします。
「歯磨きしていると思ったら、テレビに夢中で歯ブラシをくわえていただけだった」などということがないよう、親子で楽しく歯磨き習慣を身につけましょう。

しっかり歯磨きをしていても、間食が多いとむし歯のリスクは高まります。
お菓子やジュースを完全に禁止する必要はありませんが、だらだら食べ続けることは避けましょう。
お口の中が長時間砂糖に触れていると、むし歯菌が常に活動している状態になります。
時間を決めておやつを楽しみ、食べる・食べないのメリハリをつけることが大切です。
家族や友達とのおやつタイムを楽しみながら、むし歯になりにくい生活習慣を身につけましょう。